滋賀県立大学 環境科学部 環境政策・計画学科 柴田研究室  〒522−8533 滋賀県彦根市 八坂町 2500 (B1-104) 柴田裕希  TEL0749−28−8270

最新ニュース&お知らせ


■かみおかべ古民家活用計画 説明会イベント4月21日(土) 詳細ページ


100年の時を超え、伝統の美が眠る古民家。荒神山のふもとで、学生や集落の手で息を吹き返そうとしています。私たちはこの古民家を、集落の住民や学生、留学生が集うシェアハウスとして、また庭にある畑を利用した農業や食育のイベントスペース、アート作品のギャラリーとして、地域再生の拠点に再生させていきたいと思い、今春から活動を始めます。

代表:河野菜津美(環境科学研究科博士前期課程)
Email:moon-noodle[@]hotmail.co.jp(環境科学部4回生 池山邑華)
※[@]を小文字に
Email、またはB1棟104(環境科学部助教柴田)を訪ねて頂ければ、活動の詳細をご説明します。


説明会イベント案内はこちら


2012年4月16日 柴田裕希.

■山科青少年ざっくばらんサロン

山科青少年背インターで開催された「山科青少年ざっくばらんサロン」に参加しました。京都の山科地区での青少年をテーマにしたワークショップです。地域の大人が真剣にテーマと向かい議論をかわしました。貴重なネットワークに発展する可能性を強く感じました。なお、このワークショップは山科青少年センターの方の呼びかけで、龍谷大学、LORC(Local Open Research Center)の協力で開催されました。

2012年4月18日 柴田裕希.
■東京工業大学 原科幸彦教授 最終講義

3月4日、東京工業大学すずかけ台キャンパスにて行われました、原科幸彦教授の 最終講義を聴講に、4人のゼミ生と参加しました。改めて学ぶ原科先生の授業は とても迫力があり、持続可能な社会を目指すという強い使命感を改めて感じる、とても有意義なものでした。 また講義後には、私やゼミ生にも気さくに話しかけていただきました。普段は、教科書を通じてしか学ぶことが出来なかったゼミ生も、とても感銘を受けていました。

2012年4月18日 柴田裕希.
■2012年度 柴田研究室第1期生卒業

2012年3月、柴田研究室の第1期生の3人が無事に卒業いたしました。3人とも、ゼミでは積極的に研究をし、 また、1年半の間、多くの方に研究協力を頂き、素晴らしい卒業研究をまとめることが出来ました。 4月からはそれぞれ異なる分野、業界で活躍してくれることと思います。

[写真上:2月1日、第1期生の最後のゼミ修了後にキャンパスで撮影しました。この日は前日の積雪が残っており、 キャンパスには雪のこり、春を目前にとても寒い日でした。春からはそれぞれの進路に進みます。 1年半の卒業研究を終えて、3人とも素敵な笑顔です。写真下:3月7日、第2期生の3年生が送別会を 企画してくれました。3年生から卒業生へ、一人ひとり思い出の詰まったアルバムと、研究室のロゴやみんなの写真の入った マグカップがプレゼントされました。とても良い思い出です。]

2012年4月18日 柴田裕希.

■彦根県大マラソン

1月21日に開催された彦根県大マラソンに参加しました。このマラソンは、滋賀県立大学のグラウンドから出発し、 荒神山のふもとで折り返す、全長5kmのマラソンです。当日は、学外の参加者もあり、皆さんと一緒に良い運動をすることが出来ました。 マラソン後は、ビワマスの炊き込みご飯や豚汁などの昼食がふるまわれ、とても楽しく皆さんとお食事を頂きました。

2012年4月18日 柴田裕希.

■宿泊施設の環境ラベルに関する現地調査 岐阜県下呂市
11月24日、岐阜県下呂温泉の望川館様にISO14001の群取得に関してヒアリング調査を行いました。 これは、当研究室4年生の近藤圭くんの卒業研究の一環で、宿泊施設における環境認証制度に関して、 国内既存の4制度を比較分析するものです。当研究では、国内の環境認証を取得している 多くの宿泊施設の方にご協力いただき、全国アンケート調査も行っております。 これらの研究結果は、計画行政学会で発表の予定です。



2012年4月16日 柴田裕希.

■スリランカ・モンゴル国向け廃棄物管理コースにて「環境アセスメント」講習を行いました

日本国際協力機構(JICA)中部にて2011年10月15日「スリランカ国向け廃棄物管理政策」および、 11月19日「モンゴル国向け廃棄物管理政策」における「環境アセスメント」 に関して研修の講師を担当いたしました。

研修では、前半に環境アセスメントの基本概念と、事業アセスと戦略的環境アセスメント(SEA)の違いや考え方について、 後半は日本で行われた廃棄物処理施設立地選定に関するSEAについて講義を行いました。前半の環境アセスの考え方では、 科学的な合理性を保証するためにどのような工夫が必要になるのかや、民主的な意思決定のために欠かせない手続等、 アセスの基本的な仕組みについて説明を行いました。また、世界各国で近年急速に発展している多様なアセスメント及び戦略的環境アセスメントSEAの形態 についても紹介を行いました。



2012年4月16日 柴田裕希.

■環境アセスメント学会にて研究発表

2011年9月30日、10月1日、東京工業大学にて開催された環境アセスメント学会にて、 本学4年生の堀井翔平が研究発表を行いました。研究発表は、国内の戦略アセスにおける 環境・経済・社会の総合評価に関するものでしたが、国内では環境アセスメントの 枠組みの中で総合的な評価を行うには限界があるのではないかとのコメントも 見られました。一方でセッションでは、海外の持続可能性評価に関する研究発表もあり、 アセスメントシステムとしては戦略アセス(SEA)における総合評価を十分行える ツールであるという議論も見られました。

発表論文:戦略環境アセスメントにおける環境面と経済・社会面の比較評価手法
堀井翔平、柴田裕希(滋賀県立大学)



2012年4月16日 柴田裕希.

■JICA中部にて多国籍研修「環境アセスメント講習」を行いました

2011年9月16日、JICA中部にて国際環境技術移転センター(ICETT)の実施する公害防止研修「環境影響評価」の講師を担当しました。 こちらの、研修ではアルジェリア、ブラジル、ガーナ、マケドニア、モルドバ、タジキス タン、ベトナムの合計7カ国の環境行政の関係者の方が来日され、環境アセスメントに関して 講義を受講されました。

国際協力の講習でいつも感じるのは、環境アセスメントの汎用性と そのシステムの抱える課題の共通性です。この課題の克服にも、やはり国際的な事例情報や 学術研究の交流が欠かせないといえます。なお、2012年5月には環境アセスメントの国際学会 IAIA(国際影響評価学会)がポルトガルのポルトにて開催されます。



2012年4月16日 柴田裕希.

■計画行政学会学術賞「論文賞」受賞

日本計画行政学会より学術賞「論文賞」をいただきました。 9月10日に中央大学で開催されました、第34回日本計画行政学会全国大会にて、 学会長大西隆先生から表彰いただきました。研究協力をいただいた皆様、学会関係の皆様に改めてお礼申し上げます。

以下、計画行政学会誌vol.35, No.1, p32.掲載記事より

このたびは栄誉ある賞をいただき、たいへん光栄に存じます。審査の労をお執り頂いた先生方、そして学会関係者の皆様に深く感謝申し上げます。 本論文は、米国のシアトル都市圏の地域政策の策定過程における戦略的環境アセスメント(SEA)を研究したものです。この政策は、成長管理政策と呼ばれ、地域の持続的発展の基盤となる戦略を担っています。つまり、この政策の策定に当たっては、地域の持続可能性にかかわる諸課題を網羅的かつ総合的に考慮しなければならないのです。

そこで、用いられたのがSEAと呼ばれる上位の意思決定段階で実施される環境アセスメントでした。とはいえ、ここでの環境アセスメントは、私たちの国におけるそれとは大きく異なるものでした。そこで私たちは、この仕組みを「手続統合型SEA」と呼ぶことにし、その政策手法を分析することにしました。すると、この手続統合型SEAは、環境負荷の高い開発を効率的に抑制するのみでなく、環境配慮型の社会資本整備へ積極的に投資が分配される仕組みを構築する、強力な経済成長のドライバーとして機能する役割を担っていたのです。 これは、環境面だけでなく森林管理や流域管理など、自然災害リスクや社会・経済面における持続可能性に係る課題を多く抱える、日本の地域政策の策定においても、極めて有効な意思決定ツールと言えます。

最後に、貴重なコメントを頂いた匿名のレフェリーの先生方、そして研究に際してご指導ご協力くださった皆様に深く謝意を表します。この賞を励みに、今後いっそう計画行政に貢献できる研究に邁進してまいります。 注)本受賞対象論文は、原科幸彦氏(東京工業大学教大学院教授)との共著論文である。

論文賞受賞論文:柴田裕希, 多島良, 原科幸彦(2010)「SEAが統合された成長管理政策策定過程の参加手法 〜ピュージェット湾広域委員会VISION2040を事例に〜」『計画行政』Vol.33,No.2,pp.28-38. Public Participation in Integration of Growth Management and SEA - A Case Study of VISION 2040 in Seattle Metropolitan, Washington State



2012年4月16日 柴田裕希.

■柴田研究室ゼミ合宿 「能登地域GIAHS認定における関係主体の連携」

9月4日から、2泊3日の日程で石川県能登地域においてゼミ合宿を行いました。 この地域は、2011年に新潟県佐渡とともに国連食糧農業機関(FAO)によって 世界農業遺産(GIAHS)に登録されました。GIAHSは、社会や環境の変化に適応しながら世代を超えて 発達し形づくられてきた農業上の土地利用、伝統的な農業、またそれに関わって育まれた文化、景観、 生物多様性の豊かな地域を、次世代へ継承することを目的に創設された制度です。

ゼミ合宿では、この地域において伝統的な棚田による農業や揚げ浜式製塩に関わっておられる 様々な関係者の方にヒアリングを行い、その取り組みや今後の方針、現状や課題などについて 調査を行いました。この合宿によって、GIAHS認定までの様々な取り組みや棚田保全の現状など、 現場で多くの事を学ぶことが出来ました。また、NPO法人金蔵学校では伝統的な郷土料理を頂き、 さらには古民家での宿泊と、短い時間でしたが普段のキャンパスでは触れることのできない 貴重な体験をさせていただきました。今回の合宿では、輪島市、NPO法人金蔵学校、金沢大学地域連携推進センター、株式会社奥能登塩田村、 石川県里山創成室の皆様にお世話になりました。ありがとうございました。

[写真上:NPO金蔵学校集会所横の炉辺スペースにてNPOの取り組みと金沢大学トとの 連携に関してヒアリングを行っている様子. 写真下:調査日程を終えて増穂浦海岸にて.]

2011年12月30日 柴田裕希.

■ゼミ対抗スポーツ大会結果報告
6月30日、滋賀県立大学環境政策・計画学科のゼミ対抗スポーツ(バレー)大会が 行われました。トーナメント形式の大会において、柴田研究室は初戦で金谷研究室・秋山研究室合同チームに 敗れてしましました。しかし、二回目の試合において高橋研究室に接戦の末勝利し、全8チーム中5位という結果になりました。 当日はとても蒸し暑いコンディションでしたが、みんなで楽しく汗を流すことができ、とても良い運動になりました。 企画・運営を担ってくれた皆さん、ありがとうございました。



2011年7月4日 柴田裕希.

■2011年度 柴田研究室はメンバーを新たに4人迎えました。 メンバー紹介ページはこちら
2011年6月、滋賀県立大学 環境科学部 柴田研究室は環境政策・計画学科の4人の3年生を 新たにメンバーとして迎えました。これによって、4年生3人と教員の柴田を合わせ全員で8人となります。 環境アセスメントや戦略的環境アセスメント(SEA)、市民参加など、環境政策の研究を通じ 広く社会に貢献できるよう、メンバー全員で力を合わせて参ります。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。



2011年7月4日 柴田裕希.

■2011年 日本計画行政学会関西支部大
6月25日、大阪市立大学文化交流センター大ホールにて日本計画行政学会関西支部大 が開催されました。午前の研究報告セッションでは、滋賀県立大学環境科学部 環境政策・計画学科 4年生で柴田研究室所属の北山璃羅さんと近藤圭くんが下のようなタイトルで研究発表を行いました。 2名の発表に対しては、大学共同利用機関法人 総合地球環境学研究所 助教の熊澤輝一先生より 今後の研究の発展性や望まれる方向性に関して大変丁寧なコメントをいただきました。

『小規模開発における環境配慮制度に関する研究』
北山璃羅

『宿泊施設における環境認証制度に関する研究』
近藤圭



2011年7月4日 柴田裕希.

■東日本大震災復興支援ボランティア報告会
6月14日学内にて、環境政策・計画学科の学生2名による東日本大震災復興支援ボランティア報告会 を開催いたしました。報告を行ってくれたのは、当研究室に所属する4年生の近藤圭さんと 当学科3年生の池山邑華さんです。両学生とも宮城県内にて1週間前後の復興ボランティアに 参加し、その体験をもとに報告を行ってくれました。報告では、ボランティアに参加するまでの 経緯や手続きの流れ、現地の被災状況や復興の具合、ボランティアの具体的な作業内容、 ボランティア中の生活状況、これから参加するにあたって注意事項やアドバイスなどを 話してくれました。特にこれから夏季休暇を控え、現地での活動を予定している学生には とても役立つ情報を共有することができました。

報告会には大学事務局からの参加もあり、大学として学生のボランティアを より参加しやすくするための施策について意見交換が行われました。 今後、大学として正式に単位の認定や欠席の扱いなどについて協議がなされるようです。 さらに、後援会においても学生ボランティアへのサポートが検討されているようです。 これからボランティアへの参加を考えている学生の皆さんは、情報収集をしっかり行うとともに 自身の安全に注意しながら意義のある活動に参加してください。



2011年6月15日 柴田裕希.

■2011年度 卒業論文第1回中間発表会
5月25日、26日の2日間の日程で環境政策・計画学科の卒業論文第1回中間発表会が開催されました。 柴田研究室の3人の4年生も発表を行いました。今回もしっかり準備できていたので良い発表ができたと思います。 先生方からいただいたアドバイスをもとに、第2回の中間発表に向けて、研究を発展させていきましょう。

『戦略的環境アセスメントにおける環境面と経済・社会面の比較評価手法』
堀井翔平

『小規模開発における環境配慮制度に関する研究
       ―簡易アセスメントに着目して―』
北山璃羅

『宿泊施設における環境認証制度に関する研究
       ―GPNエコチャレンジに着目して―』
近藤圭



2011年5月28日 柴田裕希.

■JICA ペルー地方自治体のための環境アセスメントに係る研修にて講師を担当
2011年2月21日、日本国際協力機構(JICA)東京にて行われた、 「ペルー国向け地方自治体のための固形廃棄物総合管理に関する研修」における「廃棄物管理における環境アセスメントの考え方」 に関して研修の講師を担当いたしました。

研修では、前半に環境アセスメントの基本概念と、事業アセスと戦略的環境アセスメント(SEA)の違いや考え方について、 後半は日本で行われた廃棄物処理施設立地選定に関するSEAについて講義を行いました。前半の環境アセスの考え方では、 科学的な合理性を保証するためにどのような工夫が必要になるのかや、民主的な意思決定のために欠かせない手続等、 アセスの基本的な仕組みについて説明を行いました。また、世界各国で近年急速に発展している多様なアセスメント及び戦略的環境アセスメントSEAの形態 についても紹介を行いました。

受講されていたペルーの環境省の方によると、ペルー国内では近年大型の開発事業が増えており、 環境アセスメントの必要性が強く認識されるようになってきているとのことでした。 一方で、国内に環境アセスの専門家が十分におらず、客観的な審査や効率的な運用の工夫が難しいとのことでした。とりわけ、地方では環境アセスに対する 認知度も高くなく、インターネットなどの電子媒体を用いた専門のトレーニングも必要である、とのことでした。 右写真は、講義終了後に受講生の皆さんとの集合写真です。

2011年4月25日 柴田裕希.


 

 

 

 

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